TMSを日頃チェックして頂いている皆様に是非とも届いてほしい。なんとも面白い書籍が入荷です。Ramon Castro ロングインタビュー(!!)はじめ、音楽、路上、旅、様々なカルチャーが詰まった全120ページ。めくるめくシナモンフィーリングの世界に足を踏み入れましょう。
“CINNAMON'S BACK IN TOWN”
文芸誌でも音楽誌でもカルチャー誌でもない、そのあわいに広がる路地をくねくねと突き進む『EL CINNAMONS』。最新号では、ヒップホップへの深い愛と知識をバックグラウンドに、フィクションと現実を織り交ぜながら独自のストーリーを描き出すラッパー、RAMON CASTROを15ページにわたって大特集。さらに日常や旅先の風景を異化するような油画で注目を集める新進気鋭の作家・佐藤遥加をフューチャー。彼女が日々さまざな紙に描き続けているペン画作品を中心に紹介します。
西荻窪の雑貨店「FALL」の店主にして、ユニークな雑貨/消費社会論を展開した『すべての雑貨』などの著書で知られる三品輝起がエッセイを寄稿。自身の生き方や店づくりに大きな影響を与えたという亡き父を回想します。また、日本随一のカリプソバンドであるカセットコンロスのワダマコト、チカーノソウル・デュオLOS ROYAL FLAMESのCount D.、カヴァー曲に特化した音楽サイト「eyeshadow」を主宰する武田洋などディープな音楽ネタも健在。
今号では新たに、横浜を拠点に編集者・ライターとして活躍する坂崎麻結が6つのストーリーを綴った短編「女の生活」、横浜のジャズ喫茶「ダウンビート」を営む吉久修平が創作/エッセイの枠を行き来した「冬の旅」という2本の小説を掲載。誌面に新鮮な風を吹かせます。
本誌カヴァーイラストを手がけた野良絵師・牛島章雄の軽妙なイラストとシナモン同人のテキストによる「HAVE A CINNAMON WEEKEND」は、ある伝説の雑誌の名企画をオマージュした22ページのイラストストーリー。“シナモン感覚”から連想するレコード/本を選ぶシリーズ連載「シナモンセレクション」には、魅惑のオンラインショップ「パライソレコード」の野田晋平、行商とWEBの店「古本泡山」のスギタモエルが初登板。そして、“For Column Lovers Only”を掲げる「CINNAMON BLVD.」には、種々雑多なテーマのもと14名の書き手が参加します。
チャーリー宮毛の随筆「UNLUCKY SEVEN7」をはじめ、本誌でしか味わうことのできない“シナモン体験”をお届けします。
【シナモンフィーリングとは】
ハマのラテンブガルー歌手、チャーリー宮毛命名のオリジナル概念。たとえば、NYの下町に見る色使いの派手な手書き看板、安ホテルのラウンジのコーヒーの味、三流デパートのエスカレーター付近のペンキの匂い、地下鉄のなかで聞こえるトリッキーなスパニッシュ・スラングなど。これら妖しくチープな空気を形成する諸要素と出会った瞬間に感じる懐かしくも新鮮な異国情緒、気の遠くなるような心地よさ。また、心地よさとは対極のトラブル感やアンラッキー感をも含みこむ。
誌名:EL CINNAMONS Vol.5
発売日:2026年10月24日
発行:OFFICE Flaneur
編集・発行人:トニー李
デザイン:MARIANNE MAIFILLE
判型:A5
カラー:表紙4C/本文1C
ページ数:120ページ